■新内海ダムの概要
1 巨大ダムが造られようとしている場所−美しい寒霞渓
ダムが造られようとしている場所は,日本三大渓谷に数えられる美しい場所です。香川県の小豆島にあり,たくさんの観光客の方々が訪れます。
2 現在の内海ダム
現在ある内海ダムです。
このダムは,昭和31年に利水ダムとして造られ,昭和34年に治水(水害を防ぐ)機能も兼ねた多目的ダムとして改築されました。
3 新内海ダムの建設予定地
黄色の枠は,新内海ダムの堰堤(ダムの壁)です。その上に見えているのが今ある内海ダムです。大きさのイメージをつかんでいただけるでしょうか。
4 変わった形の大きなダム
新内海ダムの堰堤の図面です。間に山を挟んでおり,真ん中が細くなっています。強度に問題はないのでしょうか。
5 新旧ダムの比較
主な数字を比較してみます。新内海ダムがいかに巨大かおわかりいただけるでしょうか。
堰堤の長さ
143m → 約447m(?県の発表が途中で変わっています)
堰堤の高さ
21m → 約42m
今あるダムの倍の高さになります。
総貯水量
14万トン → 約106万トン
約7倍もの貯水量になります。
これを前提に、新内海ダムの問題点を考えてみましょう。